続編・東海北陸ぐるりんこ

東海北陸を彷徨うおじさん。

語ろう! 受験の思い出

 かれこれ20数年前ですか・・・。
 受験戦争が厳しき世の中でした。
 県内の普通科公立高校(進学校)に在学していた私め。
 3年生の1学期くらいまでは、のほほんと部活動に明け暮れ、引退後、必死に勉強した記憶があります。補習も受けまくり、そこそこまで成績が上がりました。
 しかし、あまりにも追い込み過ぎてしまって忘れもしない事件がひとつ。
 
 K塾やY木の模試で、ほぼA判定、いわゆる「すべり止め」の名古屋市内の中堅大学の入試の直前にひどい風邪にかかりました。
 そして、当日は大雪で、くたくたになりながら、遅れ遅れの電車に乗り継ぎ、受付で体調不良を申し出て、医務室で意識朦朧となりながら答案に向かった記憶があります。マークシートの答案が二重に見えるくらいです。
 
 結果、ここの大学、落ちました。その直後に受験したすべり止めも、雪崩式にすべりました。すごくショックを受けた記憶があります。さらに、本命も落ちました。状況は、最悪です。
 担任を始め、学校の先生は、皆心配をしていただきました。
 あのときの温かさは、忘れません。
 
 結局、浪人が許されない家庭環境でしたので、追加2次試験で、私立のA大の2部に入り、3年次の1部への編入を狙うこととしましたが、ここの校舎の居心地があまりにもよく、そのまま卒業し、今を迎えています。
 
 今から考えますと、落ちて良かったなあと思います。
 この後もイロイロありましたが、今は、なんだかんだと幸せだと思います。
 イイ大学に入っても、ここまでの状況を築けたか・・・。